#02 誰もが自分の人生の「ライフソース」

「ライフ(人生)から生まれるソース・プリンシプル」の根幹にある「誰もが自分の人生のライフソースである」という考え方について、提唱者のピーター・カーニックに深掘りインタビューしました。

ピーター・カーニック 

「LIFEから生まれるソース・プリンシプル & LIFEを取り戻すマネーワーク」提唱者・創始者

スイスのチューリッヒを活動拠点とする。「人とお金の関係」、そして、最近は「アイデンティティと起業家精神」に関する独創的な研究とワークショップでよく知られている。1980年代初頭からマネーについての現象学の研究を行い、プレゼンテーションや小グループでオリジナルな研究を実施。ジュネーブでMBAを取得した後、企業の管理職向けのトレーニング、リーダーシップ教育、戦略立案プロセスを支援するビジネスを展開。1987年、企業や非営利組織向けの財務と組織の独立コンサルタントとして活動を開始。1994年、自身の研究を土台に、最初の「マネーについてのワークショップ(LIFEを取り戻すマネーワーク)」を開始。1999年にMoney & Business Partnershipに関する新しい国際会議をスタート。2009年、500人を超える起業家、及び会社や団体の創設者を対象とした調査を行い、「LIFEから生まれるソース・プリンシプル」に関するアイデアの精緻化を開始した。

著書:『30 Lies About Money: liberating your life, liberating your money』(現在、邦訳中)

インタビュアー:吉原史郎

Natural Organizations Lab(株)共同創業者
ピーター・カーニック著書『30 Lies About Money』監訳者(2024年秋出版予定)

日本初のピーター・カーニックの「ライフから生まれるソース・プリンシプル&マネーワーク」PKSプラクティショナー(2023年にトム・ニクソンから「The Done Process(完了プロセス)」を受ける)
循環畑を通じて芽生える「野菜は自然と育つ」という意識のもと、「いのちの循環」の視点から経営を再考案する取り組みを実践。また、「循環の暮らし」を土台とする哲学も探究している。神戸大学経営学部卒業後、事業再生下でのリゾートホテル経営、三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、NOL創業。 『ティール組織』(英治出版)の原著『Reinventing Organizations(組織の再考案、以下RO)』を2015年に日本で初めて要約、2018年から著者フレデリック・ラルーと親交を深め、著書『実務でつかむ!ティール組織(2018年)』を出版。「ティール組織 with 循環畑」の実践は、世界のROコミュニティーから出版された書籍『Adventures in Reinventing Work(働き方を再考案する冒険)』にも紹介された。

2022年に「ライフから生まれるソース・プリンシプル」提唱者のピーター・カーニックから直接その源泉を学び、日本初の「ライフから生まれるソース・プリンシプル&マネーワーク」PKSプラクティショナーとなる。ピーター・カーニックの著書『30 Lies About Money』を監訳・翻訳中。日本においても、ライフから生まれるソース・プリンシプルとマネーワークの「The Done Process(完了プロセス)」を経た「PKSプラクティショナー達の集い(オリジナルマスタークラス)」を主催し、ピーター・カーニックやトム・ニクソンを含む海外との協働探究を進めている。

著書:『実務でつかむ!ティール組織(2018年)』(大和出版)
翻訳書:『自主経営組織のはじめ方(2020年)』(英治出版)/ 『[新訳]HOLACRACY(ホラクラシー)(2023年)』(英治出版)