ソースとは?~ ソースの2つの意味~

ライフソース

「誰もが自分の人生のライフソースである」=「誰もが自分の人生を生きている」

ここでは、ピーター自身がそうであるように、それぞれの人生にお互いにリスペクトを感じることを大切にしています。そのリスペクトの上で、②へと繋がっていきます。

〇〇 ソース*

「ライフソース」としての私たちは、「ライフソース」であると同時に様々な創作活動(イニシアティブ)を行っています。例えば、「ワークソース」、「ホビーソース」、「ファミリーソース」として。

※創作活動には、私たちが普段行っている何気ない日常の暮らしでの創作活動も含まれていることに留意することが重要です。例えば「今日の朝食」、「今日の洋服」、「今日の髪型」など。これらの創作活動のソースは、他でもない「自分自身」であると思い出すことが大切です。日常の暮らしでの創作活動を思い出すことは、素朴なことのように感じますが、実はとても重要で、「誰もが自分の人生のライフソースである」に立ち返ることを可能にしてくれます。

* 「〇〇ソース」で使う際の「ソース」の意味内容

ライフソースとして人生を生きている中で、愛してやまないビジョンを具現化する創作活動にリスク*を感じながらも、一歩を踏み出した個人。

(*リスクの大きさは、創作活動の種類によって異なる。例えば、会社経営という創作活動と、日常の暮らしで「朝食に何を食べるかを決める」という創作活動ではリスクの大きさが異なる等)

「個人」と「協同」の両方の視点が不可欠

上記のソースの意味内容において、「個人」に焦点を当てている背景には、創作活動を始めた人の独自のエネルギーに焦点を当てる意図があります。ピーターは、この独自のエネルギーのことをエネルギーフィールドと呼んでいます。ソース・プリンシプルでは、複数で取り組む創作活動については、ソースのエネルギーフィールドに共感する仲間達が集まり、「協同」しているという視点で見ています。つまり、ソース・プリンシプルでは、「個人」と「協同」の両方の視点が重要であり、不可欠なものとなっています。

尚、「個人」と「協同」の両方の視点が実現されている状態、具体的には「個人のエネルギーフィールドが起点となり、仲間達との協同が生まれている状態」のことを、ピーターは「オーガナイジング」と呼んでいます。組織(オーガニゼーション)という名詞に隠れている「いのちのエネルギー」が躍動している状態を、動詞の「オーガナイズ(Organize)」の進行形である「オーガナイジング(Organizing)」で表現しています。

このように、「ライフソース」からひとつずつ、順を追って理解を深めていくことで、ピーターの言う「ライフから生まれるソース・プリンシプル」の概要が明らかになっていきます。

よく起きる「ソース」という言葉の混同の例

例1:「ソースに気付く」

この場合、「ソース」の意味は上述している2つの意味ではなくて、「個人のバリュー(価値観)*」に近い意味で使われています。また、「個人のパーパスやコーリング、心の源泉や源」等に近い意味で使われることもあります。

そのため、 ピーターの意図する意味を明確にして、「ソース」という言葉ではなく、「『自分の大切なバリュー(価値観)* or 愛してやまないバリュー(価値観)』に気付く」と表現すると、意味の混同なく、伝えることが可能になります。重要なことは「誰もが自分の人生のライフソースである」ということを常に意識することにあります。

*バリュー:最も根本的で、長期に及ぶ価値


例2:「自分の中のソースに耳を澄ます」

例1と同じケースになります。「『自分の大切なバリュー(価値観) or 愛してやまないバリュー(価値観)』 に耳を澄ます」と表現すると、意味の混同なく、ピーターの意図する内容を伝えることが可能になります。

例3:「ソースになる」

この場合は「誰もが自分の人生のライフソースである」という大前提のもと、例えば、「ワークソースになる」「ホビーソースになる」「ファミリーソースになる」であったり、「この企画のソースになる」「今日のランチのソースになる」「この取り組みのソースになる」「今日、朝食に何を食べるのソースになる」等と表現することが可能です。

注意した方が良い使い方は、「あなたはまだソースではないから、●●できないよ or ●●した方が良いよ」等という使い方になります。この場合、「誰もが自分の人生のライフソースである」という大前提に立ち返ることが大切になります。

【実践者向けの参考情報】

🍂PKSプラクティショナー🍂

ピーター・カーニック(Peter Koenig)氏が開発した「マネーワーク」と「ソースワーク」を十分実践でき、人に伝える能力を有している人のことを、「ピーター・カーニック・システム プラクティショナー」と呼んでいます。「ピーター・カーニック・システム プラクティショナー」は、The “Done” Processを経て誕生し、世界中で活動をしています。

https://junkan-aida.com/861-2/

🍂PKSプラクティショナー達のピーターのオリジナルへの正確性に基づく独自な表現の例🍂